そろばん式の計算は、最も合理的な計算方法です。たしざん・ひきざんだけでなく、かけざん・わりざん、平方根・立方根の計算も、珠の動きのイメージだけで答えを求めることができます。練習を重ねることで、計算しているとは思えないスピードで正しい答えを導き出せるようになります。

また、日々の練習で身につくのは計算力だけでなく、目の前の情報を瞬時に読み取り理解する圧倒的な情報処理能力も備わっていきます。

教室の授業では、一緒に練習している仲間のスピードや昨日までの自分の点数を意識した練習をすることで、競争心を育みます。競争を純粋に楽しむ心は、能力開発の良きパートナーとなります。

しかし、勝利至上主義は人の心や社会に「歪み」をもたらします。ルールを守る大切さや、勝ち負けが人の価値を決めないこと、努力の方法など、競争に振り回されないための心持ちもそろばん学習を通じて伝えていきます。

そろばんの練習は、指先をできる限り「速く」「正しく」動かし続ける訓練です。自分の限界を超えると間違いが増え、余裕をもちすぎるとスピードが足りなくなります。ちょうどよいスピードの指先感覚を自分でつかむ必要があります。

また、学校などでイヤなことがあっても「用意始め」の合図で気持ちを切り替えてそろばんの世界に集中すること、途中でできない問題があってもあきらめずに集中し続けること、大会や試験の本番に向けてコンディションを整えること。これらの経験を重ねることで、ねばり強くたくましい人間に成長していきます。

このような自分の心と体をコントロールする力もそろばん学習を通じて磨かれます。

上達する楽しさ、競争する楽しさ、真剣に取り組むことの楽しさを味わいながら成長してほしいと考えています。

教室の仲間とともに競い合い、高め合いながら上達してもらえるよう、指導方法や教室の雰囲気づくりなど、指導者自身が日々勉強しながら指導にあたっています。

● はじめの一歩

● 「わかる」を「できる」に

練習で基準点以上をとった生徒は、上級クラスへの出席が認められます。

上級クラスでは、基礎練習に加えてさまざまな大会の問題を使った練習を行うことで、圧倒的な計算力・集中力を身につけていきます。

喜びや悔しさを経験しながら仲間と切磋琢磨することで、そろばん・あんざんの上達はもちろん人間的にも大きく成長してもらうことを目標にしています。

● 競技大会

⇒ 授業日時については、入会案内 をご参照ください。